足して2で割ったような顔
2004年5月31日 日常「○○と○○を足して2で割ったような顔」
というのはよく使われる表現である。
毎日同じ電車で通勤してると、だいたい同じ人が同じ車両に乗っているもので、
俺と同じ車両におそらくバスケ部かバレー部と思われるかなりの長身の
男子高校生が乗っている。
その男子高校生は、
阪神の今岡と阪神の藤川球児の顔を足して2で割ったような顔をしている。
いや、足して2で割ったというより、
足して足しっぱなしのような顔をしている。
どうでもいいけど。
その、今岡と藤川球児を足して2で割ったような顔の男子、
名づけて今岡球児は、俺と同じ駅で急行に乗り換える。
俺より一足先に、今岡球児が下車しようとした。
今岡球児に続くのが俺である。
晴れてるのにビニール傘持参の俺である。
どうでもいいけど。
俺は思った。
「こいつ、こんなに背高かったら頭ぶつからへんのか?」
とはいえ、今岡球児も自分の背の高さは把握してるやろうから、
ぶつかるはずはないと、俺は自分の考えを1秒で打ち消した。
『ゴンッ!!!』
容易に推測できる結末でごめんなさい。
俺が自分の考えを1秒で打ち消した1秒後に
今岡球児は頭をぶつけた。
ヘッドを強くぶつけた。
おつむを強打した。
不謹慎ながら、俺は笑いそうになってしまった。
その後、振り返った今岡球児と目が合った。
そのときの今岡球児の顔は、
完全に打たれたときの藤川球児の顔だった。
そこには今岡の成分は欠片もなかった。
そんな藤川球児と藤川球児を足して2で割ったような顔の男子、
いわゆる藤川球児を、
俺は見て見ぬふりをするしかなかった。
そんな藤川球児を見て見ぬふりをして、
「今日も仕事頑張ろ!!」と決心した。
うそ。
というのはよく使われる表現である。
毎日同じ電車で通勤してると、だいたい同じ人が同じ車両に乗っているもので、
俺と同じ車両におそらくバスケ部かバレー部と思われるかなりの長身の
男子高校生が乗っている。
その男子高校生は、
阪神の今岡と阪神の藤川球児の顔を足して2で割ったような顔をしている。
いや、足して2で割ったというより、
足して足しっぱなしのような顔をしている。
どうでもいいけど。
その、今岡と藤川球児を足して2で割ったような顔の男子、
名づけて今岡球児は、俺と同じ駅で急行に乗り換える。
俺より一足先に、今岡球児が下車しようとした。
今岡球児に続くのが俺である。
晴れてるのにビニール傘持参の俺である。
どうでもいいけど。
俺は思った。
「こいつ、こんなに背高かったら頭ぶつからへんのか?」
とはいえ、今岡球児も自分の背の高さは把握してるやろうから、
ぶつかるはずはないと、俺は自分の考えを1秒で打ち消した。
『ゴンッ!!!』
容易に推測できる結末でごめんなさい。
俺が自分の考えを1秒で打ち消した1秒後に
今岡球児は頭をぶつけた。
ヘッドを強くぶつけた。
おつむを強打した。
不謹慎ながら、俺は笑いそうになってしまった。
その後、振り返った今岡球児と目が合った。
そのときの今岡球児の顔は、
完全に打たれたときの藤川球児の顔だった。
そこには今岡の成分は欠片もなかった。
そんな藤川球児と藤川球児を足して2で割ったような顔の男子、
いわゆる藤川球児を、
俺は見て見ぬふりをするしかなかった。
そんな藤川球児を見て見ぬふりをして、
「今日も仕事頑張ろ!!」と決心した。
うそ。
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