楽しかった大学ももうすぐ卒業(たぶん)することになるので、
一人卒業文集シリーズで思い出たちを綴っていきたいと思います。


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いよいよ一人暮らしのスタートだ。

引越し作業は家族に手伝ってもらい、一人での生活は夕方から始まった。

当たり前のことだが、一人で住むということは
食事を自分で用意しなければならないことを意味する。

風呂とか洗濯とかは何とかなるとして、
食事だけはどうにもならない気しかしてなかった。

一人暮らしスタート直後の夕食。

気合を入れて作ろうと思ったが、気合を入れたところで
作れるものはせいぜい黄身がつぶれた目玉焼ぐらいのものだ・・。


そう。
結論から言えば、「無理」ということである。


結局、その日の夕食は『日清焼きそばUFO』という
苦しいチョイスを余儀なくされてしまった。

その日は高校野球センバツ大会がナイトゲームに及び、
<鳥羽高校−明徳義塾高校>戦をテレビ観戦しながらの夕食だった。
こういう細かい、そしてどうでもいいようなことを
割と覚えてるのが俺の昔からの特徴である。

しかし、一人での食事というのは想像以上に寂しいものであって、
一人暮らしスタート3時間後に軽いホームシックになったのは自分でびっくりした。

おそらく世界最速、ギネス級のホームシックである。

不安だらけの大学生活が、幕を開けようとしていた。


<たぶん続く>

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