中学生語講座?の時間です。

<ケース テスト直前の休み時間>

テスト直前の休み時間には、みんな真剣に教科書やノートを見直すものだ。

中には、覚えたことをつぶやいて集中力を高める人もいる。

もちろん俺も自分のノートを見直して1点でも多く取れるように、と
必死に最後の抵抗をしていた。

そんな俺に話しかけたきたのがAくんだ。

A「なんか問題出してくれへん?」

今日の中学生語は、『なんか問題出してくれへん?』です。

周囲にやたら出題を求める人がテストの日には必ず出てくる。

俺「うん。いいけど、どんな問題がいい?」

A「歴史やったら何でもいいで!!」

「何でもいい」というのが一番めんどくさい注文だったりする。

俺「おう!じゃあいくで。645年の、」

A「大化の改新!!」

俺「早いわ!問題ちゃんと聞けよ!」

問題聞かへんのやったら、問題出して、とか言うてくるな。

A「ごめんごめん、次ちゃんと聞くから」

俺「1192、」

A「鎌倉幕府!!」

俺「早いゆうとんねん!!!」

こいつは、「いかに自分がしっかり覚えてるか」を誇示したいだけか。

A「いいくに(1192)作ろう、かまくらば・・」

俺「語呂合わせいらん!」

ったく誰でも知ってる語呂合わせを半笑いで言いやがって。

A「次俺が問題出したろか?」

俺「うん」

頑張って答えなあきません、ここは。

A「地理でもいい?」

俺「何でもいいで」

A「じゃあ地理にするわ!」

俺「何でもええからはよせえや、先生来るぞもうすぐ」

A「ええと、ええと、さくらんぼの生産量が一番多い、いや、やっぱこれええわ」

俺「なに!?お前何一人でテンパってんの!?」

A「ごめんごめん、ええと、さくらんぼの・・」

俺「(結局さくらんぼかい・・)」

A「生産量が6番目に多い県は?」

俺「知らん!細かいわ!!なんで6番目を聞くねん!
  6番目って、円グラフで書いたら<その他>にも負けるぐらいちっちゃーい量やん!」

A「なんや、お前なら知ってる思ったのに・・」

俺「俺はさくらんぼマニアか!一応聞くわ、答えは?」

A「知らん」

俺「知らんのやったら問題にすなよ!!!!!
  知ってること出してこい!!」

A「次の地図中の?は何山脈か?」

俺「わかるかー!!<次の地図>ってどこの地図やねん!」

A「え?教科書65ページ。」

俺「そら出題者のお前は教科書見ながら問題言うてるけど、
  解答者の俺は今教科書持ってへんねん!わかるわけないやん!」

A「奥羽山脈でしたー!」

俺「どうでもええ!」

先生「はい、席座ってやー」

俺「(最悪や全然見直しできんかった・・)」

さくらんぼの生産量6番目の県はどこ?
などという問題は、もちろん出なかった。

本日の中学生語:『なんか問題出してくれへん?』

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索