エロスな思い出

突然だが、男子というのはだいたい中学生ぐらいからエロくなってゆく。

というか、中2とか中3ぐらいが最もエロい時期かもしれない。

個人差はあるものの、だいたい中2ぐらいがエロスに興味を持ち始める頃だろう。

俺ももちろん中2ぐらいから頭の中のエロスの占める割合が急増したわけで、
深夜番組なんかを頑張って起きて見て翌朝目をこすりながら
学校に行ったりしてたのである。

で、エロい深夜番組の中で流れるCMってのは
たいがいラブホテルのCMであった。

女A「ホテルどこ行ってる？」

女B「○○」

女A「私も○○だよ！女の子にとってはやさしいホテルだよね、アットホームで」

女性2人が飲みながらこんな会話をしてるCMが最も印象的だった。

実際にこんな会話をする女性はまずいないだろう。

ホテルどこ行ってる？って・・・。

何の情報交換やねん。

あほか。

・・まぁ、あほかって言うといてなんやけども、
こんなCMを中2から8年間も覚えてる俺が一番あほなのは間違いない話である。

で、ホテルというのは高速道路を降りてすぐのところにあったりするので、
親が運転する車で出かけた時なんかに目撃することがあるのだ。

別に、「目の前にホテルがある」という事実があるだけやのに、
「なんか見てはならんものを見てもうた！」気がする。

と同時に「これがテレビで見たやつか！」という驚きもある。

中学生に限らず人間とは、自分が知ってる場所がテレビに映ったり、
テレビとかで見た場所を実際に目撃するとテンションがあがるものである。

生でホテルを目撃した週末ぐらいに、また深夜番組でそこのCMを見ると、

「あ！これ俺見た！見た見た！！知ってる知ってる！！」

と口には出さないまでも異様なテンションになった記憶がある。

そんなエロスの絶頂期、中2時代。

完全にあほである。