リンスinシャンプーinボディソープ

風呂で、意外な遊び心に直面した。





研修所の風呂は、各個室内のバスルームを利用することになった。

ぶっちゃけ＜大浴場＆大部屋で雑魚寝＞と予想していた
俺にとってこれはありがたい話である。

飲み会の疲労を感じながら部屋に帰り、風呂に入る。

思えば、なぜ俺は飲み会中にベビースターラーメンをもって走ってたのだろうか。

まぁ、そんなことはどうでもいい。


風呂に入ってからが問題だ。

研修所は設備が整っていて、あとはパソコンさえもちこめば
そのまま生活できる、ぐらいに思ってたのに、
なぜか風呂用具が不足していたのだ。

普通は、少なくともシャンプーと石鹸orボディソープの2種類はないとおかしい。

しかし、風呂には1つしか用意されてなかった。


「これはリンスinシャンプーinボディソープか！！」


と一瞬思ったが、そんなもんはないだろうと、酔った状態でも判断できた。


どうやら、ボディソープのようである。

ということは、シャンプーが欠如していることになる。

頭を洗うのはあきらめた、シャンプーがない以上は仕方ない。

ボディソープで気合で洗おうかとも思ったが、
それは気合の入れどころを間違ってる気しかしなかったのでやめといた。



翌朝。

先日書いた悲劇の朝食後のロビーにて。


俺　　「まさかシャンプーないとは知らんかったなぁ」

友人A「え！？シャンプーはあったで」

俺　　「は！？ボディソープしかなかったやん」

友人B「いやいや、シャンプーしかなかったやん」

俺　　「ん？なにそれ。え！？シャンプーだけって何の話？」


どうやら、俺は大きなミステイクをおかしてしまったらしい。

ボディソープだと信じて疑わなかったものが、
シャンプーであったようだ。


しかし、よくよくいろんな友人に話を聞いてみると、
やはり俺と同じくボディソープしかなかった、という話をする人もいた。


どういうことだ。


「シャンプー部屋」と「ボディソープ部屋」に分けられていたのか。

分け方の意味がまったくわからないが、ていうか
そんな分け方をする必要はまったくないのだが、そういうことなのか。




俺たち内定者は、風呂で意外な遊び心に直面した。