内定式の間、俺は異常な空腹に襲われていた。
やっぱり朝食はしっかりとらねばならないのだ。
さあ、ようやく昼休み。
空腹から解放される瞬間である。
昼食は、どんぶりセットか天そばセットを選べるようだ。
ぶっちゃけ両方を2セットづつぐらい食べたい気分だったが、
とりあえずどんぶりをがっつり食らうことを決意。
俺の決意は固かった。
しかしそのとき、天そばが視界に入る。
<テンプラの海老でかっ!!!>
天そばをがっつり食らうことを決意。
俺の決意は今度こそ固かった。
俺は意気揚々と天そばセットを手に友人と合流。
しかし、これが悲劇の幕開けだった。
空腹というのは、人に幻影を見せるのか。
どんぶりをチョイスした友人の一言に、俺は混乱する。
友人「そのちくわ、めっちゃでかいなぁ」
俺 「へっ!?なにが!?なにがちくわ!?ちくわってなにが!?」
このテンプラがちくわだとでも言うのか!?
なにを冗談を。
自分のおぼんをみた。
・・・・・・・
尾っぽがない・・・。
まさかちくわか?!これがちくわか!?
いや、ありえない。
これは海老だ、食べやすいように尾っぽをカットしてくれているのだ。
箸で持ち上げてみた。
若干空洞が見えた。
ちくわ濃厚だ、認めたくないがちくわ濃厚だ。
いや、違う。これはちくわと見せかけて海老だ。
きっとちくわの形をした斬新な海老が突然変異でこの世に生を受けたのだ。
間違いない、食べたら海老の味がするはずだ。
食べた。
うん、思いっきりちくわ味だ。
感極まるほどちくわ風味のちくわ味だ。
それは、ちくわの形をしたちくわ味のちくわだった。
簡単に言えば、ちくわであった。
突然変異でもなんでもない、ただのちくわである。
これは、朝食をしっかりとらなかった俺に対する食堂のおっちゃんからの
ささやかの反撃なのかもしれない。
あったかいはずのそばが、あったかく感じなかったのはちくわのせいだろうか。
うん、間違いない。ちくわのせいだ。
やっぱり朝食はしっかりとらねばならないのだ。
さあ、ようやく昼休み。
空腹から解放される瞬間である。
昼食は、どんぶりセットか天そばセットを選べるようだ。
ぶっちゃけ両方を2セットづつぐらい食べたい気分だったが、
とりあえずどんぶりをがっつり食らうことを決意。
俺の決意は固かった。
しかしそのとき、天そばが視界に入る。
<テンプラの海老でかっ!!!>
天そばをがっつり食らうことを決意。
俺の決意は今度こそ固かった。
俺は意気揚々と天そばセットを手に友人と合流。
しかし、これが悲劇の幕開けだった。
空腹というのは、人に幻影を見せるのか。
どんぶりをチョイスした友人の一言に、俺は混乱する。
友人「そのちくわ、めっちゃでかいなぁ」
俺 「へっ!?なにが!?なにがちくわ!?ちくわってなにが!?」
このテンプラがちくわだとでも言うのか!?
なにを冗談を。
自分のおぼんをみた。
・・・・・・・
尾っぽがない・・・。
まさかちくわか?!これがちくわか!?
いや、ありえない。
これは海老だ、食べやすいように尾っぽをカットしてくれているのだ。
箸で持ち上げてみた。
若干空洞が見えた。
ちくわ濃厚だ、認めたくないがちくわ濃厚だ。
いや、違う。これはちくわと見せかけて海老だ。
きっとちくわの形をした斬新な海老が突然変異でこの世に生を受けたのだ。
間違いない、食べたら海老の味がするはずだ。
食べた。
うん、思いっきりちくわ味だ。
感極まるほどちくわ風味のちくわ味だ。
それは、ちくわの形をしたちくわ味のちくわだった。
簡単に言えば、ちくわであった。
突然変異でもなんでもない、ただのちくわである。
これは、朝食をしっかりとらなかった俺に対する食堂のおっちゃんからの
ささやかの反撃なのかもしれない。
あったかいはずのそばが、あったかく感じなかったのはちくわのせいだろうか。
うん、間違いない。ちくわのせいだ。
コメント