求める人材に　どないやねん

そろそろ秋ということで、大学3年生の方、短大の1年生の方あたりは
就職活動を始めたり、もしくは意識されているころではないでしょうか。

俺も大学4年ということで就職活動を経験しましたが、
企業研究というものが必要になってきます。

で、就職関係の本などを見ていると、各社「求める人材」というものを
発表しています。

例えば、あるメーカーは

＜物事に積極的に取り組み、深く追求できる人＞

あるインフラ会社は

＜変革意欲があり、チャレンジ精神を持つ人＞

という人を求めているようです。

しかし、その一方でなかなか奇抜というかつっこみがいのある
求める人材像も多々あるようです。

・某広告会社

＜企業研究をする以上に自分自身を分析し、最良の就職先選びをしよう＞

これはですね、求める人材ではなく単なるアドバイスです、はい。
簡単に言えば、「就活頑張ってな」ぐらいですむ話です。

・某マスコミ

＜行動力・創造力・バランス感覚＞

これは国語的におかしいですね。
『求める人材』というからには＜〜な人＞ぐらいでしめくくる必要があるかと思われます。
模試なら2点ぐらい減点される解答です。

・某マスコミ

＜様々な個性を求めている＞

お、これはなかなか魅力的だと俺は思いました。
いろんな個性を認める風土、いいですねえ。
さぞかしいろんなおもしろい人がいっぱい入るのでしょう。

しかし・・

＜採用人数　5人＞

はい、『様々な個性』はしょせん5通りということのようです。

・某通信会社

＜個性豊かで創造力あふれる人＞

個性や創造力を求めるわりに、この文には個性も創造力もからっきし
感じられないというパラドックスが発生しているもようです！

・某情報系会社

＜積極的な人、ヤル気のある人＞

「ヤル気」という言葉がもうすべてをぶち壊してる印象です。

・某専門商社

＜やる気のある人＞

それだけかい！！
バイト募集か。

・最後は某医薬品会社

＜野次馬、飛込み大歓迎、入ってみないとその会社のことはわかりません＞

まず前半が完全に意味不明！
そして後半で企業研究という行為を根底から否定するという暴挙に出ております。

今回はここまで。