忘れるな！覚えとけ！俺たちつくんこ世代

「つくんこ」というチョコレート菓子を覚えてる方はいらっしゃるだろうか。

いらっしゃらない気しかしないんですが、一応聞いてみました。


学校の試験が終わった後、友人たちとの話はつくんこへ。

どういう流れかまったく覚えていないが、とにかくつくんこへ流れた。

思えば、つくんこへ流れるべくして流れたのかもしれない。

つくんこ流しだ。

つくんこつくんこと連打していると、なんかつんくに見えてくるだろうか、
いや、見えてこない。
見えてきたとしても、なんかいやだろうか、
はい、いやすぎる。


とりあえず、同世代の友人たちの中で、つくんこを知っているのは
俺だけなようだった。

みんなは知らないふりをしているのだろうか、
いや、それはありえない。

そんなつくんこを見て見ぬふりされても困る。

「こまる」を変換しようとして「小丸」と出てきたことに相当困った。


しかし、みんなに知らん知らんといわれると、俺も若干不安になってくる。

俺の心の中で「強気」と「弱気」が入り混じり始めた。

強気「なんでみんなつくんこを知らんねん！
　　　俺らの一つ上が松坂世代なら、俺たちは
　　　『つくんこ世代』やないか！！」

弱気「・・・「つくんこ」でほんまに正しかったんか？・・」

強気「いや、つくんこやって。それ以外にありえない！」

弱気「・・・「つくんこ」やったよな？・・」

強気「・・・・・」

弱気「ほんまにこんなお菓子実在したんか・・
　　　俺の妄想か、つくんこ。
　　　妄想で迷走か、俺。」


いつの間にか俺も若干つくんこの存在に疑問符を感じてきた。

大衆の力というのはおそろしいものである。


そして調べてみると、確かに「つくんこ」は存在していた。

現在では入手困難と思われるが、1983年に森永の製品として市場に出ている。

コアラのマーチの一年先輩だ。

よかった。

昔親父とつくんこの奪い合いをした記憶は正しかったのだ。

やっぱり俺たちは、『つくんこ世代』だ。

しかし、たった一年しかデビューが違わんのに、
誰もが知ってるコアラのマーチに誰も知らないつくんこ。

まるでつくんこがあかんお菓子みたいやないか。


P.S. もし、万一「つくんこ見つけた！！」という方、
　　　絶対教えてください。