あれは今から何年前やろうか。

小学3年生の4月、ということは13年前ですか、早いもんですな。

小学3年のとき、俺のクラスの担任は女性だった。


新しいクラスになって2日目ぐらいの学級会でのこと。

どういう流れでそうなったかは忘れたが、
「先生に何でも自由に質問してみましょう」的なコーナーに。


ある男子生徒の質問「好きな食べ物は何ですか?」


はい、きた。

どうでもいい質問。


先生「私は何でも食べます!」

どうでもいい質問に対して真顔で答える先生。


男子生徒「じゃあ、鉛筆とか消しゴムも食べるんですか!?」


こいつは下らんことを何を満面の笑顔で聞いているのか。
なるほど、よくわからんけどたぶんこいつはすぐ調子に乗るタイプやな。


先生「そういうものは食べません」

男子生徒「え!?でも何でも食べ・・」

先生「きみの食べるものなら何でも食べます」

男子生徒「・・・」


13年前の幼心に俺は、この先生すごいと思った。

揚げ足を取る気まんまんの男子生徒の思惑を見透かし、完全に黙らせた。

その男子生徒だけでなく、教室全体が若干静まりかえった瞬間でもあった。


そしてその先生は、非常に厳しい面があり、俺も1年間で
「バカモン!!!」って怒られた回数は数え切れないほどだった。

というか「バカモン」なんて実際に言うのはこの先生か波平さんぐらいだろう。


しかし、頑張ったときには最大限にほめてくれ、
その都度王冠型のシールを1枚くれた。

クラスの誰もがこの「王冠シール」を手にすると喜んだものだ。

なんというか、真剣に向き合ってくれる先生やと、
子供心に理解することができ、この先生のおかげで
俺も随分成長できたんちゃうかなと思う。


ん?おかしいぞ。

今回のコンセプトは当時の小3男子のノリを伝えるつもりやったが、
最後は懐かしい先生への感謝の文になってしまった。

もはや話を戻す術も気もなくなってしまった。

今日はここまで。

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